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オーストリア ウィーン高射砲塔とレーダー台座 防空壕

第二次大戦時の戦争遺物でコンクリートの近代工法によりあまりに頑丈に造られているため解体作業が困難なためそのまま市内に残っています。 現在は一部(水族館に転用)を除いて機能していません。
第二次大戦下では、オーストリアはナチスドイツに併合され、オーストリア国内にも軍需物資の生産拠点が、様々設けられました。 それらは国内各地に分散しており、首都中心部には軍需設備はありませんでしたが この施設は、首都機能地域(赤い線に示された部分に集中していた)を防御するための航空防衛施設として建設され機能する予定でした。

特異な目的をもっていた巨大建築物ですので、まわりの建物との相性の悪さがひときわ目を引きます。

世界各国の人が、flickr に掲載している写真(関連性の高い順)をみることができます。

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関連サイト Augarten Flakturm アウガルテン・フラックトゥルム(アウガルテンの高射砲塔)

注目すべきは、その設備機能で(地図を拡大すれば、巨大な台座が確認できます)高射砲と航空機捕捉のためのレーダー、軍事要塞だけでなく、その要塞内部に防空壕を兼用した市民収容施設(万人単位で収容)を併せ持っていたことです。 ドイツ人の防衛戦術でもあるのでしょうが(ベルリン、ハンブルクにも同様の設備が建設された)大都市区域では、中世のころから外敵が侵入してきた場合、街の周りに外壁を築いて、軍隊とともに市民も収容して戦ってきたという歴史からでしょうか、日本人からは、一見不都合とも思える防空戦術をとっています。 地図を拡大すればわかるように、航空機(戦闘機、爆撃機)からは、容易に判別できる巨大な要塞(つまり標的になりやすい)をあえて作って、尚且つ、そこから反撃(高射砲で)を行い、かつ爆撃標的となる建物内で市民を保護するというアンビバレンツな設備でありました。

ウィーンの街中に居ると、高層の建物が並んでいるため、この要塞を眼にすることはないと思います。 地図の三角形の頂点にあるアウガルテンの要塞は、公園のなかで、比較的見晴らしの良い場所に建っているので、ぼんやり風景を眺めていたら奇妙な建物をみつけることができるかも知れません。 赤い円形地帯を防御するために、緑の三角形で建設された要塞 Google Mapのような地図でないとなかなか見ることができない施設です。

ウィーンに行かれる方へ:くれぐれもわざわざ見に行くような建物ではありません。

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