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コロンブス 4度の航海(8回の大西洋横断)

コロンブスは、ルネサンス期のアメリカ大陸の発見者(定義は様々ある)とされ、その評価については生存中から様々なことが言われている。
偉大な航海者からはじまり、当時の「倫理」に照らし合わせてみても問題行為があったなど、現在においてもその評価は固定しているとは言いがたい。
ここでは、歴史的な業績の評価から離れて、コロンブスが辿った航路を地図上で追ってみることにした。 コロンブスの新大陸発見の業績は、知られていても中世からルネサンス期に変わる端境期に、極めて短期間の間に大西洋を横断が合計8度も行われたことはあまり知られていることではない。

その航海は、ほとんどの場合最短で済む航路が選択されており、南大西洋をアフリカから新大陸側に吹く貿易風や北大西洋をヨーロッパ側に流れる西風海流、航海時期を巧みに選択していることから、科学的なアプローチが可能な人物であったことが伺われる。
コロンブスの評価が分かれるのは、目的としていた地域が貿易によって巨大な利益が得られる、インド及び中国・伝説の日本であったため、折角新発見となった地域が、最終的に即物的な利益をもたらす地域ではなかったため、2回目以降の航海では、「即物的な利益」を求めていた自分自身やヨーロッパ側の人々の行状の中で非常に苦しむことになってしまった。
2回目以降は、未開拓のカリブ海からアメリカ大陸沿岸地域を、遠い伝説の時代に作られていた「アジアの地図」と比較しながらの探索の旅は、一種のものの哀れを感じさせてしまう。 

新大陸は、最終的にコロンブスやスペインの人が思い描いていた「アジア」ではなく、やがて新たなアジア航路は、イベリア半島の一方の雄「ポルトガル」によってアフリカ南端の航路が開かれることになる。
コロンブスなどの大航海時代の始まりは、ヨーロッパにおける中世期の終了として捉えられている。新しい航路と共にヨーロッパ人は世界に侵出していくことになり、良いことばかりではない数々の事変を世界中で起こすことになる。


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