熊野古道 地図

熊野古道
熊野古道:中辺路

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熊野古道

熊野三山に至る熊野参詣道のうち、田辺から本宮、新宮、那智に至る山岳路が「中辺路」(なかへち)と呼ばれています。 特に平安時代から鎌倉時代に皇族貴族が延べ100回以上も繰り返した「熊野御幸」では、中辺路が公式参詣道(御幸道)となりました。
その当時の旅は、人影の少ない長く険しい山道を越えるだけでなく、たとえ寒い早朝であっても水垢離(水浴び)をして心身を浄めながら、ひたすら熊野の神々や仏の救いを心に念じ熊野三山へと歩みを進めるもので、山岳修行色が極めて濃厚でした。
かつての熊野詣は、「王子」と呼ばれる拝所をたどりながら旅をしていました。 九十九王子と呼ばれるほど数多くの王子がありますが、中辺路の旅はその王子跡を数多く経由します。

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熊野古道:大辺路

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熊野古道

万葉の昔にはすでに、都人が海路を併用しながら利用したと思われる古道で、大辺路という分類においては田辺市から那智勝浦町までの海沿い、約120kmの区間を指します。
熊野参詣のルートとしては中辺路が多用されたため、大辺路は時間に余裕のある庶民や文人墨客が枯木灘や熊野灘の風景を愛でながら歩いた道であったようです。江戸時代初期には紀州藩により一里塚が沿線に築造され、藩主や三宝院門跡の大行列もこの道を通過しました。大辺路は四十八坂と称されるほど急坂や小坂が多く、そのため部分的には開発を免れ、往時の景観を遺しているところも少なくありません。
海沿いの道ばかりではなく、山中を直線的につなぐ山道も少なくありません。

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熊野古道:小辺路

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高野山大門の南側から高野山大学の裏手に続いている高野山のかつての外周道(結界道)、いわゆる女人道の終点である、ろくろ峠を起点として、高野山と熊野本宮を最短距離で結ぶ約70kmの街道を高野街道もしくは熊野古道小辺路といいます。
途中、水ヶ峰、伯母子岳、三浦峠、果無峠と、1000m級の山越えがあり、最短ルートといえどもかなり険しい山岳道です。
熊野川をはじめとする、より分かりやすい「水路」を選択できたでしょうが、このルートは愚直なまで、熊野までの直線ルートにこだわっています。

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熊野古道:紀伊路

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紀伊路は、鳥羽離宮(現在の城南宮)から淀川を下り、摂津の窪津で上陸、沿道の王子社に巡拝を重ねながら河内国、和泉国を通り、現在の府県境でもある雄ノ山峠を越えて紀伊国に入ります。そして、和歌山市、海南市、有田市、有田郡、御坊市、日高郡内を通り、中辺路、大辺路との分岐点である田辺市を経て熊野三山に至ります。
現在の和歌山市から田辺市に至る沿線には、日前宮、紀三井寺、長保寺、道成寺など、由緒ある社寺や、白鳥の関、吹上の浜(和歌の浦)、藤白坂、糸我峠、結松など万葉集等の有名な和歌が詠まれた景勝地が点在し、このルートの大きな特徴となっています。
ほとんどが平地のルートで、いずれ発生する 山越えや峠越えなどに備えての足慣らしの路であったと想います。

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熊野古道:伊勢路

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熊野古道

伊勢神宮と熊野三山を結ぶ参詣道で、主に せっかく「伊勢参り」に来たならば、足を延ばして熊野三山に行ってみようと設定された熊野古道です。
伊勢から熊野までは海岸線のルートを進めば簡単と想われがちですが、海岸付近まで比較的標高の高い山地が迫っているので、山間や峠を越えていく熊野古道です。

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熊野古道:大峯奥駈道

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大峯奥駈道は、「修験道(しゅげんどう)の開祖」役の行者(えんのぎょうじゃ)(役小角えんのおづの)によってひらかれた1300年の伝統をもつ山岳信仰の聖なる道です。
吉野と熊野の聖地を結ぶ約170kmに及ぶ標高1200-1900mの急峻な山岳が連なる大峯山脈の尾根を沿うようにして続く極めて過酷な精神修行の場です。
大峯奥駈道には、大峯七十五靡(なびき)と呼ばれる神仏が宿るとされた拝所・行場が遺跡として残り、祠(ほこら)や仏像などは良好な状態で保存・管理されています。
熊野から大峯に入るルートは順峯、吉野から大峯に入るルートは逆峯と呼ばれ、逆峯は山上詣として庶民の間にまで広がり一般化しました。

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