グラナダ

グラナダの地図

紀元8世紀にイスラム勢力・ウマイヤ朝のスペイン侵攻から、11世紀に本格化したキリスト教徒の国土回復運動により、13世紀中頃イベリア半島においてグラナダが最後のイスラム拠点となります。当初は、丘の上の城塞であったアルハンブラ宮殿が大きく拡張されたのは、この時期に建国したイベリア半島最後のイスラム王国であり、グラナダを首都としたナスル朝(1238年 – 1492年)の時代でした。宮殿の基礎となったのもこの時代です。
1492年、カトリックのレコンキスタによってグラナダが陥落すると宮殿の基盤となっていたイスラム様式に、さらに手が加えられ整備されました。
アルハンブラ宮殿の特異性は、基盤はイスラム教徒の宮殿であることと、文化的に異なる様式が上手く融合された(カトリック勢力側から見た場合イスラム色を廃したとされる)建築物といえます。 グラナダの街から見上げる高台に建築されている地勢や、北面に谷間(ダーロ川)を挟んで相対するアルバイシン地区との対比がすばらしい景観を生んでいます。